MT4やEAにおけるエンベロープとは
エンベロープとは、単純移動平均線（SMA）を基準とし上下に一定に乖離が発生したときにトレンドが発生を見極めるテクニカル指標です。MT4においても標準装備されているインジケーターです。乖離が大きくなると、買われすぎあるいは売られすぎと判断できます。25日移動平均線対比で2～3％が目安とされています。同じ平均移動線を使ったテクニカル指標にボリンジャーバンドがあますが、エンベロープは同じ幅のバンドを描き続けるのに対し、ボリンジャーバンドは値動きの勢いによりバンドの幅が広がったり、縮まったりします。
エンベロープは順張りの場合は、移動平均線を上抜けしたときが買いシグナル、下抜けしたときが売りシグナルです。逆張りの場合は、価格がエンベロープの下限バンドに到達したときは、相場は売られすぎのため今後反転する（買いシグナル）と予測できます。MT4のEAにおいても、エンベロープのインジケーターを利用しているものがあります。
MT4でエンベロープをチャートに表示させる方法は以下のとおりです。
- MT4左のナビゲーターから「インジケータ」→「トレンド」から「Envelopes」を選択肢、チャートにドラッグ・アンド・ドロップ。
- 「期間」「移動平均線の種別」「偏差」を任意の数字に変更する。