MT4やEAにおけるCCIとは?

CCIとは、「Commodity Channel Index」の略で、日本語では「商品チャンネル指数」と呼ばれるオシレーター系のテクニカル指標で、主に欧米にて広く使われています。CCIはMT4のインジケーターにも標準装備されており、移動平均線と現在の相場乖離がどの程度なのかを示します。売られすぎ・買われすぎを判断し、相場の方向性を見極めるもので、MT4のEAにおいても利用されているインジケーターです。

CCIは±100を基準とし、+100を越えると買われすぎ、−100を下回ると売られすぎを意味します。買われすぎと判断されると売りが増え相場が下がり、売られすぎと判断されると買いが増え相場が上昇します。つまり−100を切ったら買いエントリー、+100を越えたら売りエントリーのサインです。

CCIの最大の特徴は、順張りにも逆張りにも使うことができます。単純に売られすぎ・買われすぎを見るので、移動平均線などよりも素早い反応を得ることができます。反応が早い分、だましも多いのでその点は注意が必要です。またCCIには上限がないため、数値が200を越えることも珍しくありません。CCIは移動平均線やボリンジャーバンド、RSIなどのMT4標準装備のインジケーターとも相性がいいので、合わせて使うとデメリットを補い合うことができます。